野菜豆知識
野菜豆知識
じゃがいも編
- じゃがいもについて
・じゃがいもは放置すると茶色になる。切ったじゃがいもは水につけて下さい。(じゃがいもの切断面が空気に触れて酸化し、褐色の色素のメラニンが発生し茶色になります)
・じゃがいもの芽について。じゃがいもの芽にはソラニンという有毒物質が含まれているので、完全に芽を取除きます。(ソラニンはめまいや嘔吐などの中毒症状を起こし、わずか400ミリグラムが致死量というからバカにできません) スーパーで販売されているじゃがいもは、芽止め処理(放射線照射)されたものもあります。じゃがいもの芽の取り方は包丁の刃元の角で芽を深くえぐり取り除きます。調理の際忘れないようにしましょう。
・地上部に出たイモは緑色となり、昔から食すると腹痛や下痢すると云われていますが、少々であれば厚く剥くと問題はないようです。(チョット苦いかな?)
にんじん編
- 人参について
・ガン予防に有効なβーカロテンが豊富にある。 この成分は、体内で必要に応じてビタミンAに変換し、体の抵抗力を高め、細胞を悪性化させる活性酸素を抑制する働きがあります。
・人参のカロテン量はずば抜けて多く、中くらいの半本で、1日の必要量がとれるほどである。またビタミンB・C、カルシウム、鉄も多く、栄養的価値が高い。カロテンを多く含むため、ジュースかリコピンを多く含むトマトといっしょに食べるとがん予防によいと言われております。できれば無農薬人参を食べてほしいと思います。
・人参抗酸化力は、肺がん、すい臓がん予防のほか、アレルギー抑制効果や風邪、インフルエンザ、シミ、ソバカスにも有効とのことです。
・造血作用があるので貧血や冷え性を改善します。また、粘膜や皮膚を健やかに保ち、目に潤いを与えてくれるなど、美容にも大変効果的な栄養なのです。
・このカロテンですが、西洋種の赤い色はβーカロテン、東洋種の赤い色はトマトやスイカと同じ色素のリコピンで成分が異なりますが、ともに抗酸化作用があります。直売所にある人参は小さすぎたり大きすぎたりバラバラですが、スーパーにはない規格外がうりです。味は問題なく美味しいです。安心して買ってください。
トマト編
きゅうり編
- きゅうりの見分け方
きゅうりはほとんど水分で出来ているので、乾いた場所がとても苦手です。
きゅうりの表皮についた白い粉は「ブルーム」と呼ばれ、本来は身を守るためのものでしたがこれがスーパーの店頭で残留の農薬が付着していると誤解され不評になり、最近はブルームのないきゅうりが主流になりました。本当はブルームのあるきゅうりの方が美味しいのです。もし直売所で白い粉のついたきゅうりを見つけたら“買い”です。
美味しいきゅうりの見分け方は、とにかく肩が盛り上がっていて、張りがあるものです。
スーパーの店頭ではどのきゅうりも形がまっすぐでとてもキレイな形をしていますが、これは産地からダンボールに入れて運ぶ際に、まっすぐな方が沢山箱に入るという事で選ばれているのです。実際は曲がっていても問題はありません、ただ上下の曲がり方が対象なものを選んでください。直売所にあるきゅりは曲がっていたり、大きかったり小さかったり個性的な品が多いですが安心して買ってください。
ナス編
- 美味しいナスの選び方
美味しいなすの選び方は「へた」を見ます。直売所では直接、野菜に触れて選ぶことができるので、どんどん触ってみましょう。へたに強いトゲがあれば新鮮な証拠です。
へたの役割とは野菜全体に水や養分を送り込むポンプのノズルのようなものです。
だから、まんべなく養分が送り込まれるように、へたの位置が片寄っていないものを選びましょう。この位置のバランスが悪いなすは、実に固いところと柔らかい所の差が生まれてしまうのです。中心線に近いしっかりしたへたのなすを選らんでください。
なずは冷蔵庫に入れると低温障害を起こし、自らの水分で腐ってしまいます。常温のすずしいところで保存しましょう。